FX取引業者の良し悪しを見極める


 FXの黎明期には、まだ目新しくかつ画期的な投資取引であったこの金融商品に対して、たくさんの取扱業者が乱立し、また顧客も現状を把握しきれていなかったという事もあり、混沌を極めていました。

こうした中では、いわゆる悪質業者などもたくさん誕生し、顧客から資金を集めたものの、その資金を自社の運営資金と分けずに管理していたために、大きな問題となった取引業者も存在しました。

これに対し、2005年の法改正を皮切りに、金融庁からの厳しい通達と取り締まりが行われることになり、現在では、ほとんどその存在は無くなりました。

しかしながら、FXまがいの詐欺などはまだ存在をする可能性はありますし、国内だけではなく海外の取引業者などもあるために、FXを取り扱う業者を選択する際には、充分な警戒としっかりとした観察を行う必要があるでしょう。

例えば、FX取引を行う意思がある、ないにかかわらず、直接に自宅や職場に訪問をしてきたりコンタクトを取りがったり、電話やメールなどでの営業行為を行ってくるものは、かなりもの問題です。
こうした勧誘方法は違法行為でもあるために、悪質な業者や詐欺であると判断して差支え無いでしょう。

FX取引の説明を行う際に、様々なリスクに対しての説明がない場合も疑いを強めて構わないでしょう。
また、こうした説明がないにもかかわらず、必ず儲かる、大きな利益が得られる、始めないと損をする、というようなセールストークなどが盛り込まれている場合は、よくない業者である可能性が極めて高いといえます。

この他にも、大きなレバレッジの使用を進めてきたり、取引時間が24時間ではない業者、取引口座の資金をなかなか払い出さない、というような業者には、自由度が高く小回りの利くFX取引の利点を大きく損なう事になりますので、あまり良い取引業者とは言えないでしょう。

また、取引業者自体の経営状態や、顧客の資産の管理についてもしっかりと確認をしておく必要があります。

取引業者の開設する口座に対して、大切な投資資金を預けて取引を行っていくために、万が一、取引業者が経営破たんなどをした時でも、資産がしっかりと管理されて元に戻されるのかどうかというところは、必ず押さえておきましょう。

取引業者の経営状態の健全性を見るためには「自己資本規制比率」を確認し、この数値が140%よりも下であれば、取り扱い業者は金融庁にその旨の届け出を出さなくてナならないため、これが目安になると思います。

また、資産の管理については、会社の資産と顧客の資産を分別し、投資銀行に預け入れたうえで、第三者が資産その管理を行う信託保全を行っている取引業者を選ぶことをお勧めします。